in the flight




ラーメン(R18)








「先輩!ちょっと、どういう事なんですか。一楽でナルトに
 ラーメン食べさせてあげてたって聞いたんですけど・・!
 それもあ〜んとかしながら、仲睦まじく食べさせてたって。
 僕はそんな事先輩にしてもらった事ないですよ・・!」

「はぁ・・・。とりあえず落ち着いて話してくれない?」

右手を負傷したナルトにラーメンを食わせてやった事を、
こいつは何か勘違いをしているらしい。

「落ち着いてだなんて、無理ですよ先輩!
 それにどうして僕は誘ってくれなかったんですか?
 ひどいですよ・・・」

「だってお前、ラーメンは好きじゃないって言ってたでしょ」

「それは任務の後に、ラーメンは濃すぎるって言ったんです。
 嫌いだなんて一言も言ってません」

「・・・それで?」

それで、結局何に怒ってるの?と聞いてみると
うぅ・・・と呻いて、やっとテンゾウのうるさい口が止まった。
とりあえず、こいつが怒ってる理由は
最初に言った、あ〜んして食べさせてた。って事だろうから
つまりは、ナルトに焼きもちを妬いたんでしょ。
でも、素直に妬いたなんて言えないから黙った。って所?

「ナルトが怪我したのは知ってるでしょ?お前も一緒だったんだから。
 ・・・そんなに俺に、あ〜んって食べさせて欲しいの?お前」

そう言うと、俯いたままの顔がみるみる赤くなった。
図星。そんな事、いつでもしてあげるのにねぇ。

「じゃあほら、ちょうど夕飯の時間だし今から何か食いに行こう。な?」

まぁ何で俺がテンゾウの機嫌を取ってるのか、よく分からないけど
あんな事で妬いてくれるこいつが、ちょっと可愛く思えたから。

テンゾウが顔を上げて首を横に振った。
あれ?して欲しいんじゃなかったっけ。

「もういいです。それより、今から先輩の家行きましょう」

「え?・・・うん、いいけど」

なんだかもう気が済んだような顔をしているテンゾウを見て、
一生懸命に機嫌を取った俺って可哀想・・・とか思い肩を落としながら
テンゾウと家に帰った。


         *    *

そして、部屋に入るなり俺の頬を両手でがっちりと掴み
テンゾウがにやりと、薄暗い笑みを浮かべた。
な、何?

「先輩。今から僕のを食べさせてあげますよ。あ〜んってしてあげる」

「は・・・?何言ってる・・・っ」

また下らない事思いついたから、さっき嫌な笑い方したんでしょ。
でも気付くのが遅かった俺の言葉は、途中でテンゾウの唇で塞がれてしまった。
舌が唇を割って入ってきて舌を絡めとられると、抵抗する気力も失せてしまった。

テンゾウの腰をぎゅっと掴むように引き寄せると、もう硬くなっているモノが
同じくテンゾウのキスだけで反応し、硬くなった俺のモノに当たった。

ラーメンの話してて、どうしてこういう方向に思考が働くのか
改めて関心していると、テンゾウの唇が離れた。

「もうこんなに感じてるんですか?」

「っ・・・あ・・」

テンゾウに熱っぽい目で言われ、俺のモノを下から上へと撫で上げられた。

「でも、今日は僕のをいっぱい食べてもらいますからね。先輩」

こうなってしまったら、もうテンゾウの言いなりになってしまうのが俺の体。
俺はテンゾウの前に跪き、ズボンを降ろしてテンゾウのモノを取り出して、仰ぎ見る。
大きくなったテンゾウのモノの先からは、透明の液体が溢れ出していて卑猥だった。
早く、食べたい。

「食べたい?先輩。そんなに物欲しそうな顔して」

「・・・早く、食べさせて」

「くく、先輩可愛いですよ。興奮する、その顔。
 食べさせてあげますから、あ〜んって口を開いて?」

「・・・うん」

テンゾウに言われるがまま口を開くと、
開いた唇よりも大きいテンゾウのモノがぬるりと口内へと
先端だけ差し込まれ、それを舌と唇を使ってチュパチュパと
音を立てながら味わう。

「・・先輩、もっと大きく口、開いてみて?」

言われるがままに、口を開くと
喉の奥までテンゾウのが押し込まれる。

「っ・・!」

喉の奥に当たり、苦しくなった俺が思わず眉を潜めて
口を離そうとすると、テンゾウの手が俺の頭を押さえつけて
それを許してくれなかった。

「先輩、ちゃんと食べてくれないと駄目ですよ・・」

押さえつけられると余計に苦しいから、俺はその手を外して
ちゃんと奥まで激しく頭を前後に動かした。

「っ・・はあ・・先輩、気持ちいい・・」

溜め息まじりのテンゾウの声を聞くと、
もっと気持ちよくしてあげたくなって何度もその動作を繰り返すと
テンゾウが軽く呻いて、俺の喉の奥にその欲を吐き出した。
ねっとりと喉に絡み付くそれを飲み込んでテンゾウを仰ぎ見ると、
テンゾウも膝をついて俺をぎゅっと抱きしめてくれた。

「僕の、おいしかったですか?すごく気持ちよかったです、先輩」

「うん・・・俺、テンゾウのしか、もう駄目・・」

「可愛い事言うんですね。・・・じゃあ後ろのお口にも食べさせてあげましょうか」


     *    *


へとへとになるまで抱き合って
ベッドで寄り添うように横になっていると
テンゾウが思い出したように言った。

「先輩・・・お腹空きました、僕」

「ラーメンでも食いに行く?」


「・・・セックスの後に、あんな濃ゆい物は食べられません」





あぁ〜><とうとうお題でR18を書いてしまいました。そしてその後ろめたさからがっつりエロシーンも書けずに、とても中途半端になってしまいまってすみません。。